まちを通る風を感じて

防災・復興まちづくり研究者,市古太郎のBlog

木密ジェントリフィケーションと修復型まちづくり計画論の再構築

表記の演題にて,建築学会大会(近畿)の都市計画PDで報告.報告の趣旨は次の4点,

  1. 東京の木造住宅密集地域の縮小と変容
  2. 変容実態としての高度利用(木密ジェントリフィケーション)
  3. 木密ジェントリフィケーション=Smithの「地代格差論」への符合の可 能性高.同時に「修復型まちづくり計画論」への資本回帰でもあるの ではないか.
  4.  想定首都直下型地震へのまちづくり分野の備えとして,どう「まちづ くり計画論」を再構築するか

1.の「木造住宅密集地域の縮小」については,これまで報告書の画像ベースだった東京都の木密判定をデジタル化して,26年間の減少傾向を区別に分析を行いました.質疑応答を踏まえて,後日ペーパーにしたいと思っています.

なお本報告にあたっては,下記の研究活動も下地となっています.

3時点の木密判定のデジタル化結果,本PDでの報告のエッセンスとして下記に提示します.