まちを通る風を感じて

防災・復興まちづくり研究者,市古太郎のBlog

台風発生時の気象災害情報を理解し,活用しよう

 表記のテーマにて,全国女性会館協議会の相互支援ネットホームページに記事を掲載させていただきました.このテーマに関連して,

  1. コープ災害ボランティアネットワーク主催 オープン講座(2021/2/20)「なぜ人は逃げ遅れるのか?東日本大震災時の津波避難行動調査から考える」
  2. 八王子市議会総務企画委員会 所管事務調査に基づく研修会(2021/11/26)「八王子における市民の災害レジリエンス -防災デジタル技術を活かすために-」

 において,報告とディスカッションさせていただいた経緯もありました.全国女性会館協議会事務局様からは「女性と子どもの視点で,平時からの取組みのヒントになる内容を」とリクエストをいただき,1ヶ月あまり悩みましたが,原稿において,

  1. ぜひ自宅近くの河川において,水位観測点はどこか,確認し,また一度は現地調査を!
  2. 水位計データは過去データも入手できることもあります.折れ線グラフを作成されたりして,ご家庭で,降雨と河川水位の相互関係について調べてみましょう.
  3. 日常的に利用している保育・教育施設や生活サービスについて,台風接近時の休止基準を確認し,台風接近時に予定されている情報発出時程および,あなたとあなたの家族の準備行動について書き出しておく.

 といった投げかけをしました.「3.」の内容は「わたしの行動時程表=マイ・タイムライン」とも言えると思います.投げかけをした以上,研究室の社会貢献活動として,具体のリスクコミュニケーション手法として,具体プログラム検討と社会実装,図っていきたいと思っています(> 研究室のみなさん!).2022/10月に都立大南大沢キャンパス近辺の地域コミュニティにおいての企画実施,進めていきます.

 原稿はこちらです.

 台風発生時の気象災害情報を理解し,活用しよう(出水期への注意喚起)2022/7/14 NCNW